院長紹介

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ホームページをご覧いただきありがとうございます。

多くの方が普段病気になった時にまず頼るのが西洋医学かと思います。そこで治癒すればそれでよいのかもしれません。しかしながら西洋医学が高度に発達した現代においても、生活習慣に起因する病気や、未だに解明できていない難病、確かに不調はあるが検査をしても異常が見当たらない不定愁訴など、西洋医学だけでは解決の難しい病気は数多く残っています。

鍼灸師の子供として生まれ、物心ついた時から日々「はり・きゅう」に触れてきました。
少し体調がおかしいと感じたらすぐに父に相談して治してもらう。これが当たり前でしたが、学生生活・社会人生活を送っていく中で、東洋医学(はり・きゅう・漢方など)が当たり前ではないことがわかりました。
私自身も幼少期から心臓が悪く、検査の度に西洋医からは成人になるのは難しいと言われていました。そこで父の師匠でもあり、私の師匠でもある鍼狂人こと藤本蓮風先生、さらには大先生の藤本和風先生の治療を受けて、徐々に良くなり運動を普通にできるようになり、無事に成人し今に至ります。

世間一般では鍼灸は医学ではなく、民間療法と思われています。しかし鍼灸は漢方も含めて「東洋医学」として、中国・朝鮮半島では紀元前から現代に至るまで、日本では平安時代頃から明治初期まで先人たちの病を治し続けてきた素晴らしい医学です。明治維新後の富国強兵政策の一環として西洋医学を取り入れ、さらには政治的に東洋医学不要・廃止の流れへ傾き軽んじられ、最近まで誤解し続けられてきました。薄れゆく中でもあがき続け努力されてきた先人たちの努力のおかげで、日本でもようやくここ数年東洋医学が見直されてきました。今では世界的に東洋医学への関心が高まってきており、2018年にはWHOにより日・中・韓の伝統医療(漢方薬・鍼・灸を含めた東洋医学)が国際的に統一した疾病・傷害・死因の統計分類の体系である「国際疾病分類(ICD)」に、伝統医療の章として加える方針になりました。
私自身も2016年に日本の茨城県つくば市で開催された世界鍼灸学会連合会(WFAS)世界大会や昨年11月に師匠とともに中国へ渡航し、広東省中医院主催の鍼灸医療補完計画である「杏林尋宝2019」に参加し、西洋地域での活発な鍼灸の臨床および研究が行われていることを肌に感じています。

東洋医学は患者さんの苦しみ、痛みに真摯に寄り添い、常に耳を傾け手当て(手をあてる)治療です。三千年以上の数多の治療の歴史に裏づけられた東洋医学の「鍼と灸」というごく一部だけですが、当院で体験し健康的な日常へ導ければと思っております。

                                     2020年7月吉日


プロフィール

[名前]
西尾 啓智
[趣味]
水泳・乗馬・DIY・バイクツーリングなど
[略歴]
平成14年    布施高等学校 卒業
平成19年    奈良大学 文学部史学科(東洋史専攻) 卒業
平成23年    森ノ宮医療学園専門学校 鍼灸学科 卒業
         はり師・きゅう師 国家資格取得
平成24年6月~ 先代(蓮峯)より『西尾鍼灸院』を引き継ぐ
平成27年4月~ 自身の治療院を営みながら、
         師匠の藤本蓮風先生のもとで内弟子修行
平成28年4月~ 『藤本漢祥院』にて主任
         鍼灸学術団体 (一社)北辰会 秘書課長
平成30年3月  3年間の内弟子生活を終える
平成30年4月~ 毎週木曜日午前に藤本漢祥院にて研修
平成30年9月~ 師匠より治療院名「鍼灸 華厳」をいただく
令和 2年4月~ 鍼灸学術団体 (一社)北辰会 会長付秘書課長